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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star. Friedrich Nietzsche
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カフェボッサという本のコミュニティを利用しているんだが、
そこで見つけた作家、加納朋子
本当は『ななつのこ』が読みたかっただけど、読みたい時に購入出来ず、
「仕方がない・・・妥協するか・・・」なんて、お前何さまだよ!?
みたいに、手にしたのが『いちばん初めにあった海』
 
でもでも、これがまさかの出会い!!
私、この作家すごい好きだ!!
今までは作家にこだわらず、気分優先で色んな作品をざっくばらんに読んでいたけど
この作家に関しては、「全部読みたい!!」って思わせる出会いでした
それだけ『いちばん初めにあった海』がいい作品だったってこと!!
 
あらすじは・・・
主人公が引越しのため部屋を片付けていたら、
読んだこともない本とそこに挟まれていた差出人不明の手紙を見つける
どうも、この手紙の差出人が高校時代の誰かなのかまでは突き止めるが
肝心の誰かまでがわからない
主人公は懐かしい高校時代を思い出しながら、本と差出人不明の手紙の謎に迫る
それが自身の背負った傷と未来に繋がっていく・・・ みたいな??(大雑把過ぎ

ミステリーチックな展開を見せるけど、すごくいいエンディングにもっていきます
これまたカフェで読んでたんだけど・・・見事号泣
三回ぐらい鼻かみました
裏路地にある、人が少なくこじゃれたカフェだったんだけど・・・
マジ、人いなくてよかった・・・
かぁ~なりみっともなく鼻すすってたので・・・ふふふ・・・
長居した上にティッシュ片付けてくれた、店員さん・・・
ごめんなさい。そしてありがとう(笑

この本は『いちばん初めにあった海』と『化石の樹』の二本立てなんだが両方ともいい!!
読み終わった後、慌てて本屋に行き改めて『ななつのこ』を購入しました
しばらく、加納朋子フィーバーが続きそうです

いちばん初めにあった海 (角川文庫) いちばん初めにあった海 (角川文庫)
(2000/05)
加納 朋子

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2007年山本周五郎賞をとった作品珍しく一人の作家に固執して立て続けに読んだ気が・・・
常野物語の三冊が面白かったので、今度は賞をとってる作品を読んでみました
そもそも山本周五郎賞って・・・

『山本周五郎は、直木三十五賞を唯一辞退した作家である(第17回『日本婦道記』にて)。
その性質からか、直木賞よりは権威・知名度が若干下がるものの、
直木賞では扱いづらいファンタジー寄りの幻想小説(『異人たちとの夏』『安徳天皇漂海記』)や
レズビアンの恋愛小説(『白い薔薇の淵まで』)、
人間の心理により深く入り込むミステリー小説(『火車』『家族狩り』)、
また『TUGUMI』や『血と骨』などミリオンセラーになったうえ映画化され大ヒットした作品など、
受賞作が著名なものも多く「先見の明の傾向がある賞」として位置づけられている。』
                        参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
だそうです。
で感想ですが・・・
山本周五郎賞に関しては『ファンタジー、先見の明』あたりで納得
演劇ミステリーで、劇中劇、劇中劇中劇、構成になっており、
小説の中の現実がどれか分からなくなるお話でした。
あるホテルの中庭のパーティーの席で優秀な脚本家が毒によって死にます。
その事件を巡って三人の女優が容疑者に上がります。
彼女たちは脚本家が書きあげた話のオーディションの真っただ中で、
小説の中で起こった事件と、脚本家が書きあげた台本の内容がリンクしており、
劇中劇、気がつけば劇中劇中劇・・・といったいどれが現実で、どれが台本なのか・・・
ちゃんと読みなおせばわかるんだろうけど、
先が気になったので一気に読破
(正直、面倒くさかったので読み直さなかっただけ・・・(←失礼・・・)
最後、謎が解けていく過程は、気持ちよかったです。
多少中だるみした感があったけど、
たぶんそれは私がズボラだからだと思う。うん。
めちゃくちゃ面白いっていうよりも、どれが現実??っともやもやした感じで読み進め
最後に、へぇ~って感じで終わりました。
演劇とミステリー好きならあっという間に読めてしまう面白い本だと思います。
私個人的には、面白いけど、へぇ~って感じでした(笑
 
中庭の出来事 (新潮文庫) 中庭の出来事 (新潮文庫)
(2009/07/28)
恩田 陸

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今呼んでいる本なんだけど・・・主人公が猛烈にかっこいい!!

時田秀美、高校二年生、17歳

バーの定員でかなり年上の彼女あり

恋多き母親と、今だ現役(笑)おじいちゃんの三人家族

勉強はできないけど、クラスの人気者で女子にモテル

そんな彼の健康優良児としての姿が描かれております(笑)

本を読むとき、いつも話の途中で解説を読むんだけど、その解説も大納得!!
 
「新潮文庫の100冊」で限定スペシャルカバーで、

あの鮮やかな一色塗に釣られ10冊全部ほしかったんだけど、

夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、三島由紀夫はもともとあるし

星新一は漫画で読んでしまって、おまけにショートショートにそこまで興味がないため断念。

海外作家よりも日本作家が読みたいということで

消去法により重松清の『きみは友だち』か山田詠美の『ぼくは勉強ができない』の二択に・・・

結局、長編読む根性が無いため、厚さの都合(むしろ薄さの都合)により山田女史の勝利。

選び方がダメダメですね☆
 
駄菓子菓子!!これ、さすが、スペシャルカバーに選ばれるだけはあります!!

かなりのツボでした!!

高校生として正しい姿(←え?)が恥ずかしいぐらい書かれています(笑)

ドトールで読んでたんだけど、終始面白すぎて、一人カタカタ震えてました

テラ、変人。ドンマイ自分!

主人公の一人称で彼の思考から見る世界は面白い!!

というか、男子が読んだら、「・・・あるわぁ・・・」っとかつぶやくんじゃないのかな??

口に出さないだけで、主人公と同じ発想をしていた男子はきっといるはず(笑)

そんな男子が好きですv

もちろん、yondaキャンペーンにも参戦中vv

今七枚!!10枚まであと少し!!

なにはともあれ、猛烈にツボッた作品ですvv
 

ぼくは勉強ができない (新潮文庫) ぼくは勉強ができない (新潮文庫)
(1996/02)
山田 詠美

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学生時代、あんなに本読むのが苦手だったのに

自分でもビックリするぐらい急ピッチに消化してます

それぞれ違う出版社なのに雰囲気が似てるものを不思議と選んでます

つまり、青春or変わらぬ日常を淡々と書いたものが好きと

『卵の緒』より『7's blood』のが内容としては好きです

七生と七子の異母姉弟が共に過ごした短い期間が愛しいくてしみました

特に一番最後の何行

また泣かされました

結局私の脳内は今だ青春を抜け出せずにいます


目的は集英社のナツイチのはずなのに・・・

我が家にはかわいい蜂くんが5匹いますvv

ピンク・イエローペアとグリーン一匹です。

コンプリートまで後3匹と迫ったにもかかわらず今となっては出版社無視です!!

ずっと気になっていたので、恩田陸の『エンドゲーム』より先に読んじゃいました!!

感想は・・・


大好物!!


可愛いお話でした!!

言うなわば、中二病まっしぐらですが・・・

主人公の変に達観しちゃってる感じでの語りがGJ!!

いるいる、こういう子!!なーんて思いながら、私自信がガキだから一緒に青春しちゃいました(ヲイ

この歳で今だ青春脳みそ抜け出せず、若干モラトリアムしている自分にもドン引きですが、

それ故に愛せるストーリーでした。

あらすじは、左目が義眼の主人公のひと夏を彼の眼線で書かれています

学校での委員会活動や教師、熱血生徒がばかばかしく見えたり、

アル中の母親と微妙に意思疎通できてない感じの父親

何より、中学生男子の脳内は


煩悩にまみれまくりですvv


健康優良児はいいことですね!

世の中の事に興味が持てず、人間関係も煩わしく感じるお年頃ってあるじゃないですか!!

まさにそれです!!


つか、青春です!!


なんともない日常を面倒くさそうに青春ボーイが語ってくれます。

だけどやっぱり子供だから、諦め切れていない感があって好きですv

ごちそうさまv

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